私は中学生の頃から福岡中央美術に通っていました。先生方が鉛筆の削り方や紙の裏表、水張りの仕方など基本的なことも丁寧に教えてくださり枚数を重ねるにつれて上達を感じました。最初は絵を描くのが上手になりたいという理由で通っていたのですが先生方が相談に乗ってくださり高校2年生の時に美大を目指すことを決めました。
作品の改善点を的確に指導してくださるので、もう一回同じことを言われないように意識して制作に取り組むことで少しずつ成長していけたように思います。
第一志望校だけを目指していたので、浪人が決まった時は落ち込んでもう一年やっていけるか不安な気持ちでいっぱいでした。ですが夜間部から昼間部に変わって朝から制作に打ち込めるようになったことで絵の上達スピードもはやくなり、それがだんだん自分の自信に繋がっていきました。
昼間部ではデザイン史を教えていただけたり、動物園にスケッチしに行ったり、昼間部のみんなで美術館に行ったり、受験の絵だけではなくいろんな角度から絵を学べました。色々な点が線になってだんだん面になっていくように少しずつ自分の中に学んだことが蓄積していって、それも上達の礎になったと感じています。だんだん自分のやりたいことがわかってきて入試本番は楽しく描くことができました。
福岡中央美術の先生方には本当にお世話になりました。うまくいかないのが悔しくてよくへこんでいたので先生方の言葉にたくさん励まされました。本当にありがとうございました。
高一から講習会に参加し、高二の冬から本格的に中央美術に通いはじめました。
私は時間内に作品を作ることがなかなか出来ませんでした。エスキースに問題があり、時間をかけて考えれば考えるほど良い作品ができると思っていました。入試直前講習会になると本番の試験と同じ時間で仕上げなければならず、とても大変でした。エスキースの時間を短くしてみましたが、作品の設定が弱くなったり、ありがちな感じになったりしました。やっぱり…や、でも・・と自分が出したアイディアを自分で抑えて曖昧にしていることに気づきました。また先生から、最初に出てきたアイディアを掘り下げてエスキースの時間を短くするというアドバイスを頂いて、少ない数のアイディアを短い時間で設定を多く考えることができ、少しずつうまく行くようになりました。
試験本番では2分ほどでエスキースをし、落ち着いて取り組むことができました。中央美術では技術はもちろん、制作に対する意識も教わりました。また、自分と同じ目標を持った人たちが集まっていることもあり、切琢磨できるとてもいい環境でした。美大入試のために教わったものですが、今後のいろんな経験にもきっと繋がることだと思います。
中央美術に通えてよかったです!
私は高校2年生の夏から中美に通い始めました。部活があったので、2年生の頃は9月から基礎3日コース、3年生に上がってからは夜間部で対策をしました。受験を通して、大切だなと思ったことが2つあります。一つ目は、目の前のことに全力を尽くすこと。自分がどれだけ未熟でも、変に焦ったり、恥ずかしがったりビビったりせず思いっきり全力でやってください!そうしないと自分の限界は越えられません。少しずつでいいから自分を超えていくことが1番の合格の秘訣です。私の場合、例えば2学期は朝は1時間早く学校に行って美術室で石膏のクロッキー、授業中は共テや定期テストの勉強(たまにエスキース)、学校が終わったら中美に行ってクロッキーか合格作品の模写と分析、中美の授業が終わって家に帰ったらインプット、土日はインプットか手のクロッキーか色見本やカラースキーム作り、、、という感じでした。夏休みにこてんぱんにされたので、冬までに先生たちにおもしろいって言わせる!形あってるって言わせる!と決めて頑張りました。そのおかげでかなり伸びたと思います。とはいえもっと一つずつの課題でやり切っておけば良かったです。 二つ目は、とにかく楽しむこと!私は、初めて好きなことに全力で挑戦できたから、1年間すごく楽しかったです。でも、思いっきり楽しめたのは、親身にたくさんのことを教えてくれた中美の先生たち、一緒に頑張った友だちや先輩、応援してくれた家族のおかげです。1人では無理でした。本当にありがとうございました!!
中学まで美術は好きで嫌いでもなかったです。ただ周りよりちょっとできるくらいでした。クリエイティブな職に就きたくて筑陽学園デザイン科に進学。美大進学を目指し始めたのは高校1年生の冬です。美大受験の世界に足を踏み入れた僕は東京藝術大学デザイン科の受験対策の作品群を目にして、「うんめ?なこれ!俺もこのくらい描けるようになりたい!こんなのを描く奴らと一緒に勉強したい!」と思い藝大デザインを目指し始めました。高2の冬から美術予備校に通い始め、みるみる上達していくことが楽しかったです。それから現役、1浪、2浪、3浪まで、大学生になれない長い時間を過ごして来ました。特に3浪目は受験にかかるお金を稼ぎながら通っていたこともあり、すごく濃い1年を過ごしました。今年から私立大学の対策をはじめました。私大対策をはじめて、新しい気づきが沢山ありより成長を感じられた1年だったと思います。残念ながら第一志望に受かることはできませんでしたが、今まで以上に燃えている自分がいることに自信と誇りを感じています。それはもう、ものすごくワクワクしています。濃い霧が晴れ、その先で待ち構えているたくさんの選択肢や可能性が見えて来たからです。正直受験に対して寂しさもあります。その世界しか知らなかったから?もっと上手くなれたかもしれないから?いや浪人しすぎたからです笑。でも浪人も悪くありません。僕に自信をつけてくれました。ありがとう。僕に関わった全ての先生方!やっとスタートラインに立てましたありがとうございます。僕はきっと亀なんだと思います。遅いけど進み続けます。がんばります!
高校一年から何度か無料講習会でお世話になり、その後三年の九月から福岡中央美術に通い始めました。昨年度までの試験はデッサンが中心でしたが、今年度からがらりと変わり発想や提案力などを問うものになりました。方式変更の知らせまでの二年間はデッサンの練習に力を入れていただけに不安に思いました。しかし、過去問も大学からサンプル問題等もない中で先生方はしっかりと対策して下さいました。本番で何が出題でされても対応できるように様々なテーマ、条件を想定した課題に挑戦できました。そのおかげか本番でも焦らずに取り組むことができ満足しています。
同じ枠を目指して争う人と同じ空間で練習するのは緊張しますが、非常に有効だと感じました。講評では画面の構成や色の使い方など技術的な面はもちろん、自分の弱点や強み、提案内容の着眼点に関しても沢山のアドバイスをいただきました。また、皆の作品と並べて指導してもらえるので、他と比べて自分の実力を知ったり自分が思いつかなかった皆のアイデアを取り込んだりすることができました。それらを踏襲して次回の目的とし、最後まで成長できたことが結果に繋がったと感じています。ありがとうございました。
この度、私は総合型選抜Ⅱで九州大学芸術工学部インダストリアルデザインコースに合格することができました。この方式での採点対象は志望理由書、調査書、共通テスト、実技でした。
実技に関しては、この福岡中央美術以外での対策はしていません。それに私は直前講習で時間内に仕上げることさえできていませんでした。そこで、仕上げることを第一に考えるようにと言われ、それに注力しました。実技は難しいと感じてもめげずにまず完成を目指してみてくだい。
共通テストの勉強に関しては、一ヶ月切っても基礎確認と過去問をしていました。入試は何があるかわからないので、苦手教科を諦めず、得意教科に慢心せずですが、成績が上がったことを喜ぶことも大切にしてあげてください。また私は目標点数が80点ならば20点は落としてもいい、できれば取るでいいと考えも点数の安定につながりました。
志望理由書に関しては、自分ができなかったことですが、早めに書くことをおすすめします。受験が近づくと周りも自分も焦りますし、志望理由をきちんと示すことでモチベにもなるでしょう。そして時間がたっぷりとあるような人は、資格や大会にチャレンジすること、今のデザインについて調べることもしてみると志望理由書がより豊かになると思います。
入試に向き合う中で辛いことも出てくるかもしれませんが、自分ができるだけの準備を行い、辛抱強く最後まで頑張ってください。
私は高校3年生の夏に九大芸工の総合型選抜を受けることを決めました。そのとき、総合型で九大芸工に合格した先輩からの紹介で福岡中央美術の芸工対策講座を知りました。絵を習ったことがなく、その年から実技の試験内容が変わることもあり、実技に対する不安はありましたが、先輩から福岡中央美術の講座のみでしっかり対策できると聞き、共通テストまでは勉強に専念することができました。直前講習会では、制作中アドバイスをもらったり、質問をしたり、講評を聞いたりして、抑えるべきポイントや新しい視点を学ぶことができました。他の生徒の作品からも学ぶことが多く、先生方もデッサンについての個人的な質問にも丁寧に答えてくださり、安心して前向きな気持ちで実技対策に取り組むことができました。
私が通ったのは5日間という短い間でしたが、一日一日新しいことを学び、復習して、短期間でも成長を感じることができました。実技試験本番は講習会で習ったことを思い返して、落ち着いていつも通り制作に集中できました。また、講習会を通してデザインの楽しさを学び、大学での勉強がより一層楽しみになりました。短い間でしたが、お世話になりました。本当にありがとうございました。
私は高校三年生の春に九州大学芸術工学部の総合型選抜を知り、夏期集中講座から福岡中央美術に通い始めました。講師の先生方からの様々なアドバイスのおかげで、講習を重ねる毎に表現力や描写力などを向上させることができました。また、講評では同じ学科を志望する様々な人の作品を見ることで刺激をもらい、作品の改善点や新しい考え方を理解し、自分の作品の成長へと繋がりました。一つの講座ごとに必ず何か一つは新しいものを吸収するという意識で講習に取り組んだことも、自分の成長に繋がったと思います。勉強と実技対策の両立は精神的にもきつい場面も多々ありましたが、実技対策が勉強の適度な息抜きにもなり、楽しみながら実技対策に取り組むことができました。そして、講師の先生方からの的確な指導のおかげで本番は自信を持って落ち着いて臨むことができ、無事に合格することができました。
福岡中央美術で学んだ多くのことをこれからの大学生活にも繋げてたくさんのことを学んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。
私は2年生の時に志望校を決めました。理系科目が苦手だったので一般入試は難しいと考え、早くから共通テストと実技の練習だけに集中しました。それでも勉強は最後まで苦手で、合格できたのは、福岡中央美術で実技の対策ができたからだと思います。
福岡中央美術での対策講座で印象に残っているのは、講評の時間です。他の同級生の作品を見て、自分では思いつかなかったアイデアをたくさん知ることができました。また、先生は新しくチャレンジしたことにいつもあたたかいコメントをくださったので、自分も積極的にいろいろな表現に挑戦できるようになりました。私はそれまで、テーマに対して、正しい回答をすることばかり気にしていたのですが、講座を通して自分なりの考えを表現することが大切なのだと知り、美術がもっと楽しくなりました。
また、私は岡山から新幹線で通っていたのですが、受験勉強中に時々福岡まで行けるのは、気分転換になってよかったです。共通テストも、テスト後に福岡中央美術で1週間の直前講座があると思うと頑張れました。受験期間は大変なこともたくさんあったけれど、福岡中央美術のおかげで最後まで楽しく頑張れました。本当にありがとうございました。
私は高3の春に中央美術に通い始め、前期、後期、直前の3つの講習会を受講しました。初めての講習会。自分より上手な作品が多く、たった1年で巻き返せるのかと焦りを感じました。そこで私は講習会の1回1回を大切にし、次は今日よりも良い作品を作るぞと決め、実技対策の1年が始まりました。講評で前回と同じ指摘されないようにと講評の言葉をノートにまとめ、作品制作の前に確認したり、自分の作品を常に客観視して意図が正しく伝わるか考えたりと工夫をしながら授業を受けました。そうして前期、後期が終わり本番1週間前を迎えました。直前期は人も増え,このメンバーで戦うのかと緊張感もありました。しかし、この1年頑張ってきたんだと思い、最後の1週間もそれまで通り、ただひたすら自分の作品と向き合いました。そうして迎えた入試当日。試験開始までは緊張で手が震えていました。しかし始まるとすぐ治まり、自然と手が動いていました。1年間やってきたからか、試験中は緊張せず、落ち着いて試験に臨むことができました。そしてそれまでの頑張りが功を奏したのか、無事に合格することができました。
これを読んでいる受験生に伝えたいことは「常に全力で臨め」ということです。講習会は回数が限られています。その1回からいかに吸収できるか、学べるかが合否を分けると思います。常に初心を忘れず、研鑽を積み、最後まで戦ってください。応援しています。
私は高校3年生の春に芸工メディアを受験すると決めました。当初は前期で受けるつもりでしたが、総合型選抜で定員の半分を取っていることと自分の実力を考えて、総合型選抜入試で受ける事にしました。 私は、春に福岡中央美術のデッサン体験、メディア対策の後期と直前の講座に参加しました。初めは漠然としたテーマをもとに考えるのが苦手で、デッサンも描き方が何ひとつわかりませんでした。しかし、先生方が1から優しく教えてくださり、少しずつ良い作品が作れるようになりました。 私は講座を通して、自分の伝えたいことがきちんと人に伝わることが大事だと思いました。受験本番では、自分の作品で伝えたいテーマを大学の先生に伝えなければならないため、課題でもそれを1番に考えていました。メディアデザインでは人に情報を伝える様々な方法を学びます。これからは、見る人にわかりやすく伝わるデザインを作っていきたいです。1年間本当にありがとうございました。
私は高校3年の4月から、前期・夏期・後期・直前講習を福岡中央美術で受けました。
私が福岡中央美術に通ってよかったと思う点は、視野を広く持ち、作品を客観的に分析することが出来るようになった点です。私は、もともとものづくりは得意ではあったものの、一つのものごとに集中するとかなり周りが見えなくなり、考えやアイデアも凝り固まってしまうところがあり、そこが自分の成長を妨げる要因となっていました。しかし、それを見抜いていた先生方の指導や、他の生徒との作品の比較、意見交換の中で、克服することが出来ました。
また、制作の場面以外でも、学力とのバランスについても良い指導をしていただけたと思います。私は学力が低く、そこを心配していた先生に「このレベルまで上げたなら、そろそろ勉強に集中しても良いのでは」と切り替えのタイミングを教えてもらい、うまく学力と実技のバランスをとることができました。学力模試ではE判定ばかりだったものの、結果としてなんとか合格することが出来ました。
私は高校一年の春に九大の芸術工学部を志望することを決めました。高校3年の夏、部活の先輩から芸術工学部には総合型選抜入試があると知り、受験することを決め、実技試験の一週間前の講習を中央美術で受けました。しかし、私が所属していた部活が3年の11月に終わるということもあり、共通テストの点数が全然たりず落ちてしまいました。
それでも芸術工学部を諦めきれず浪人することを決め、それからの1年間を勉強に捧げました。そして共通テストが終わり、残りの一週間で中央美術の方々に初心者の僕にデッサンの基礎から丁寧に教えてもらいました。また、作品を作るごとに先生からアドバイスを聞けて、芸術的な感覚を養うことができました。加えて講習では他の人がどのような意図を持って作ったのかを知る機会が設けてありそれに対して先生が良い点だけでなく、悪い点も指摘してくれるため自分だけでは似たような作品になっていたものが、より選択肢が広がり作品としての完成度が良くなったように感じます。短い期間で合格できるレベルまでに仕上げてくれた福岡中央美術にとても感謝しています。
美術と工学の2つの分野を同時に学べる九大芸工は私の中学の頃からの憧れであり、学力も芸術的センスも平凡な私がどうやったらこの学部に入れるのだろうかとずっと考えていました。そこで福岡中央美術を知り、通うことを決めました。まず高2の春からは学校帰りにデッサンと平面構成の基礎デザインを学び、高3からは実践力をつけるために前期・後期・直前講習会を受講しました。私は手が遅く、作品を時間内に仕上げられないことが多かったですが、早めに実技の練習に取り掛かったことで段々と描くスピードも付いていき、本番ではゆとりを持って描き上げることができました。
初めの頃はテーマに沿って立体制作するのに苦戦し、アイデアが浮かんでもイメージ通りに立体構成することができませんでした。でも、中美の先生方や芸工の学生講師の方々の的確な評価のおかげでテーマの捉え方、アイデアの出し方、空間的な強弱の付け方などを学べました。特に直前講習会では、短期間で連続的に過去課題をこなすことで、本番での制作のシミュレーションができ、さらに講評でのアドバイスをすぐに次の課題に取り入れられたのが効果的だったと思います。
先生方には実技以外でも、志望理由書や自己PRの添削に付き合って頂き、美術の先生だからこそ持っている視点でアドバイスして頂きました。試験前日は「本番は楽しまなきゃ意味がない。」という言葉をかけてくださり、本番で緊張しながらも思い切って作品を作ることができました。
私の場合は、中央美術の講習会を複数受けたことで、共通テストで振るわなかったにも関わらず、実技で挽回することができ合格につながったと思います。長年憧れていた大学にまさかの現役合格を果たせたのは福岡中央美術での学びがあったからこそです。ここに通うことができて本当に良かったです。
私は中高では美術部に所属していました。高校美術部で大会に向けて油絵の作品を作ったり、授業で美術を学ぶうちに、もっと色んな分野の芸術に触れ、もっと深く学びたいと思い始め美術系の大学を視野に入れていました。
パンフレットやオープンキャンパスに行き大学を調べたところ、積極的に地域と繋がりがあり、1年次に油絵から陶芸など幅広い分野を学べる、佐賀大学の芸術表現コースに魅力を感じ、ここへ行くと決意しました。
私は高1高2の頃は周りの友達は勉強を頑張っている子が多く、凄いなと尊敬するばかりで、マイペースな自分は一向にスイッチが入りませんでした。模試の成績もあまり伸びず、まだ受験生になる自覚が芽生えませんでした。
高3になりやっと自分が受験生である自覚が芽生えました。塾に通い始め、学校に残り受験勉強をし始めました。10月には総合型選抜入試を受けました。結果は不合格でした。試験内容である志望理由書作成やポートフォリオ作成では、心が折れそうになりましたが、自分がなぜここに行きたいのか、自分は将来何をしたいのか、自分と向き合う貴重な時間になりました。また、直接大学の先生方に自分の思いを伝えることができる機会にもなり、受けて良かったと心から思います。この結果と挫折が大きなバネになり、一般で頑張ろうと本格的に受験勉強に励みました。共通テスト直前まで模試の成績はDやE判定でとても不安でしたが、ここで落ち込むのではなく、自分の出来なかったところを出来るようにするということを大事に勉強していました。模試は、結果に引きずられるのではなく、その結果から今の時点で理解していないところをよく知り、本番に向けてしっかりと理解出来るようになるためにあるのだと知りました。冬休みに入り、通っていた塾の冬季講習に参加し、浪人生に混じって授業を受けていました。私は家だと集中がすぐ切れたりスマホを触ったりしてしまうので、自分を強制的に自習室に行かせて自宅以外で勉強していました。自習室だと勉強するモードでいられ、他の生徒さん達に刺激をもらえるので、朝から晩まで勉強出来ました。また、苦手な世界史はよく先生に質問をしていました。学科試験は共通テストのみだったので、共通テストの過去問をひたすら解いて、分からなかったところや覚えていないところは解説を見たり、教科書やノートを見たりして復習し、小さいノートにまとめていました。また、バスや電車の中では古文単語や英単語、世界史の一問一答のスマホアプリを使って隙間勉強をしていました。佐賀大学は英検利用が出来ました。私は英検2級を取得しており、特定のスコアを越していたので、共通テストの英語は7割換算が出来ました。
共通テストが終わった後は、2次試験の石膏デッサン対策のため福岡中央美術の直前講習会に通っていました。画塾に行くと、周りに美大芸大を目指している子がおり、上手な子に刺激をもらったり、同じ大学を目指す子と出会ったりして、モチベーションが高くなりました。先生方からの的確なアドバイスのおかげで大きく成長出来ました。
試験本番はとても緊張しましたが、自分はここまで頑張ってきたのだから大丈夫という強い気持ちで自信をもって受ける事が出来たと思います。なにより家族の支えや先生方からの励まし、友達と切磋琢磨したことを思い返すと、一人ではなく周りに沢山支えられていたからこそ受験という大きな山を乗り越えられたのだと思います。
私が1年間の受験対策で大事していたことは、自分で責任をもって意思決定を行うことです。絵は自分で選択をしなければいけないことの連続で、構図や色、描き味や道具まで自分で責任をもって決めなければいけませんでした。特に先生方の意見をどう受け止めるかも自分次第で最初はそれに戸惑いました。
なので私は自分がどういう作品をつくりたいのか、将来どうなっていきたいかを明確にしました。もちろんそれでも課題の中で実験的な作品や、まだやったことのないことに挑戦して自分の可能性を模索することも大事にしました。正直大学受験云々はあまり考えずに好奇心でかなり勝手な制作もしてたかもしれません。しかしそういうことの中で自分を見つめ直し先生方の支えもあり、東京藝術大学や関東の美術大学の合格までたどり着くことができました。先生方には鉛筆の研ぎ方から教えてもらいました。
美術未経験の私が合格することができたのは、予備校の先生方や刺激しあえる周りの生徒のおかげだと思います。本当に美術系への道を諦めなくてよかったです。自分で普通大学を中退することを選び、責任を持つことが頑張ることの後押しになったと思います。これから美術系への進路を迷っている人や不安を感じている人は是非いっぱい迷って自分の納得のいく選択をしてもらいたいです。そうすれば進路に限らず制作を行うことへも繋がっていくと思います。この体験記が最初の選択である予備校選びの参考になればいいなと思います。ありがとうございました。
高3の10月。大学で美術を学びたいという思いで福岡中央美術へ来た。それまでは学校の授業でデッサンをしたことがある程度の素人。どうやら、この時期から美術に興味を持ち始める高校生は意外と多いらしく、その多くが九州内の国公立大学である佐賀大学・地域デザイン学部を目指して対策をするらしい。僕もその1人だった。
基礎3日コースを選び、週3日は中美へ、他の4日は学習塾へ通い対策をした。鉛筆を使い石膏像を描き続ける。ぐんぐんと成長していたように感じた。冬期講習からは夜間部コースに変更し毎日のように石膏像を描いた。
佐賀大学 地域デザイン学部 不合格
他の大学を受けていなかったことで自動的に浪人することが決まった。周りのほとんどの人間は進学先が決まり、浪人することには引け目を感じていた。そうして浪人生活が始まる。
美大受験では木炭での素描と油彩がセオリーらしく、ここで初めて木炭と油絵具を触ったが、これがどうも上手く扱えない。鉛筆以外の画材や石膏像以外のモチーフを使う新鮮さもあったのだが、とても息がしずらく感じた。
周りを見ると、同じ時期から同じ画材を使い始めているのにすぐに上達している人らがいたり、現役の頃から使っているので扱いに慣れている人がいたりと見上げてばかりだった。
自分が想像する何かとのギャップに引け目を感じて、勝手にモチベーションを下げていた。
今考えると悪循環でしかなかったなと思う。
毎朝、数十分遅れる。たまに昼から来てイーゼルを立てる。時間になると片付けをしてすぐにバイトに向かう。描く・描きたいというよりかは描かないといけないという意識が強くあった。
そのままズルズルと夏期講習へ突入し、大きな変化はなく、気温は下がり、直前講習会の申し込み用紙を書いていた。あっという間だ。手元には一緒に志望校調査の紙もある。
1.(東京藝術大学)
2.武蔵野美術大学
3.多摩美術大学
4.東京造形大学
5.九州産業大学
藝大は短冊に願いを書くようなもので、実際の第1志望は武蔵美だった。
志望校が固まったおかげか、僅かながらもモチベーションがうまれ、手も少し動くようになった。木炭が上手く扱えるようになってきた。1年ぶりに伸びている感覚を味わうことができて、描くことが楽しくなった。
しかし、油彩は粗さが目立つ。不安要素ではあったが、時が経つのは早く、関東私大の入試がスタートした。
武蔵美 油画 共テ・一般 不合格
多摩美 油画 共テ・一般 不合格
言葉が出なかった。正直、通ったと思った。自分なりにも手応えがあったからだ。しかし、結果は不合格。
残るは東京藝術大学のみ。描くしかなかった。
自称できる程、目の色を変えて描いた。
2度目の東京。上野のカプセルホテルに泊まった。朝早く起き、富士そばを食べ、大学に向かう。
一次試験は木炭での素描。
「目の前の石膏像をデッサンしなさい。」
5時間、ひたすらに手を動かした。寒かった。
終了の鐘が鳴り、落ち着いて下がり自分の絵を見る。鳥肌が立った。
一次通過
絵を描き始めて初めて認められた気がした。
しかし、まだ合格した訳では無い。二次試験では油彩とスケッチブックに加え面接がある。残り僅かな時間で自分なりに手を尽くした。
再び上野へ向かった。
二次試験、さすがに荷物を5階まで持って上がるのは大変だった。一次でも見た顔がチラホラある。なぜだか安心した。部屋について荷物を広げる。意外と画材の量は多い方だった。イーゼルの並ぶ中心には大小の箱いすとレンガが積み上げられていた。
「目の前のモデルをスケッチし、キャンバスに油絵具で描きなさい。」
モデルさんが入ってきた。暑い。スケッチブックを開く。描く。画面を触る。キャンバスが細長い。スケッチブックをつくる。
頭がこんがらがって、自分が何をしているのか分からなくなる。画面を見すぎて、何が良いのか何が悪いのか判断がつかなくなってくる。
1日目が終わった。色が悪いんじゃないか、バランスはどうだろう、とても不安だった。
2日目、あまり眠れず会場へ向かう。昨日に引き続き描く。画面の精度・密度を上げていく。
スケッチブックを仕上げる。周りを見ると、いい絵が並んでいる。それだけでも楽しかった。
3日目、面接のみ。昨日まで同じ部屋で描いていたメンツが一室の椅子に座る。順番に呼び出され、面接室に向かう。面接室前の椅子に座る。微かに声が聞こえる。
自分の番が回ってくる。自分の絵が横に立てられている。いい絵に見えた。受験番号と名前を言い、面接が始まる。好きな作家を聞かれ、「セザンヌさんです」と答え恥ずかしくなる。
面接の手応えは分からないが、自分は出せた。満足だ。
3月14日 藝大合格発表
朝起きて中美に行く。先生が合格者の受験番号が書かれた紙を印刷してくる。自分1人で見たらダメらしい。一次の時は4枚だったのが二次では1枚の紙になっている。その紙を机に伏せて置く。表を向ける。1枚に55個の受験番号が記されているらしい。左上から順に番号を確認していく。若い番号ばかり。徐々にスピードが上がる。次の行、次の行へと目をやり、ひとつの番号に焦点があう。
「987」
東京藝術大学 合格
1年の浪人生活が終わった。始めはとても長い1年だと思ったが、あっという間だった。浪人はもちろん楽しいものでは無くて、逃げてばかりの1年だったけど、向き合った先で大学に入学することができた。これも、予備校の先生方が優等生でも、努力家でもない僕を最後までみてくださったおかげだと思う。
この体験記が少しでも参考になってくれればと思っています。ありがとうございました。
私は高校一年生の春から福岡中央美術学院に通い始めました。それまでデッサンや油絵の経験が一切なかったので、先生方のご指導のもと一年以上写実的に描写することを意識して制作していました。一番大変だったのは空間を絵の中に再現することです。普段スマホや書籍でみる二次元的な絵、写真などに目が慣れていたので自分の絵に空間がないことに気づくところから難易度が高かったです。正直先生に空間がないと言われる度に軽く反抗心が芽生えていました。
高校二年生までは受験の緊張感も少なかったのでその反抗心をバネに頑張っていました。先生の言うことはあくまでも意見であって絶対ではないので言われたことをそのままするのではなく、ちゃんと自分で考えて納得してから行動に移すのが大切です。納得できないことを分かるまで質問しながら初めに基礎を固めたことが自分の表現を追求するのにいきてきたと思っています。
私が制作する上で大事にしていたことは全体の統一感です。特に色はそれだけで自分の絵とすぐ分かるくらいにはこだわっていました。絶対に使う色や下地の色を決めておくのは、本番でも自分を見失わない指針になるのでおすすめです。
受験本番は慣れない環境での緊張状態が続くのでなんでもいいから自分が緊張する必要のない理由作りをして無理やり納得して試験に挑んでいました。こんな極限の緊張の中で制作するという経験は大学受験以外ではそうそうないと思います。大学では今とは全く違う環境になりますが、受験時の緊張感を忘れずに制作に励んでいきたいです。
私が佐賀大学を志望校にしたのは高校三年生の6月でした。それまでは理系でありながら理系の科目・職業に一ミリも興味が持てず、よくないとわかっていながら、進路決定を先延ばしにしていました。思い切って進路を変えてみよう、と、美術関連の大学について調べるうちに、勉強もしつつ美術も学べる佐賀大学に惹かれ、目指すことにしました。
7月上旬の面談を経て、7月中旬の夏期講習から本格的にデッサンの練習を始めました。木炭デッサンは困難を極め、最初は受験に間に合うかすごく不安でしたが、先生方がデッサンの基礎や、その時その時の私の力量に合った講評をしてくださったおかげで、撃沈することなくみるみる上達していき、不安も少なくなっていきました。夏は週6日石膏を描いてかなりきつかったけれど、その分基礎をたたき込めたので良かったです。9月中旬からは総合型選抜の対策も沢山してくださって、結果は不合格だったけど石膏デッサンのリフレッシュが出来ていい経験になったなと思っています。不合格の悔しさも、その後の受験生活に大いに活きました。
一番きつかったのは、夏明けからの勉強との両立でした。文転し損ねた私に、学校は容赦なく理系科目を浴びせました。迫りくる定期テストの勉強と石膏デッサンは集中力がものをいうので、毎日それはもう大変で、ご飯が生きがいでした。冬期講習は1期だけ参加して、あとは勉強に専念しました。どんな風に受験勉強との両立をすべきか親身に相談に乗ってくださってありがたかったです。1月からの直前講習では途中、あまりに苦手な石膏像に、苦しめられましたが、何度も練習し、万全の状態で本番を迎えられました。
結果、合格し、ありがたいことに奨学金もいただけるとのことで、本当に中美で学べてよかったなと思っています。先生方も気さくで、中美のアトリエの和やかな雰囲気も好きで、純粋に楽しかったです。本当に人に恵まれていたと思います。先生方の支援あっての合格です。沢山ありがとうございました。私は小学生の頃から絵画教室に通っており、高校1年生のときに美術大学に進学することを決意しました。高校2年生のときに福岡中央美術の冬季講習を受講し、高校3年生の4月から油画科の夜間部に通い始めました。福岡中央美術の授業では、絵画教室で身につけた基礎を、大学受験を見据えて発展させるとともに、自分の理想とした作品を制作するための表現力を培いました。
私は美術を学び始めた頃は、写実的な表現の美しさに惹かれていましたが、油絵を学び表現の幅を増やすことによって、抽象絵画のもつ迫力や、対象物の本質に迫った表現による鑑賞者の感動に魅力を感じるようになりました。私は武蔵野美術大学、多摩美術大学、東京造形大学の油画科を受験しましたが、これらの三校の受験日は連続しており、とても体力が必要であっただけでなく、精神面でも疲労するものでした。この三校の受験には、これまでに学んだ表現方法や考え方、物の見方などを最大限に活用して、「受かりそうな作品」を描くのではなく、真に「自分の描きたい作品」を描ききることを目標として挑みました。
その結果、東京造形大学は惜しくも補欠合格一位となりましたが、武蔵野美術大学、多摩美術大学ともに合格することができました。私が美術大学の油画科を受験することにおいて大切だと考えることは、自分の表現の方向性を意識して、毎日キャンバスに向かうことです。
しかし、私にとってのゴールは大学合格ではありません。これからも自分の限界を設定することなく、自分が心から望んだ作品を制作していきます。
僕は短い間でしたがこの福岡中央美術で学べたことに感謝しています。最初は九大の芸術工学部を目標にしていましたが、不合格となってしまい、後がない状況でした。しかし、福岡中央美術で佐賀大対策ができると言うふうに聞いたので、そこから約一カ月、石膏デッサンを一から学びました。
最初はいろいろ苦労しました。道具も持ってなかったし、構図というのも知らない状態でした。しかし、先生方の優しいご指摘などもあり、徐々に石膏デッサンの仕上がりが良くなっていきました。入試が近づくとだんだん緊張してきて上手く描けなくなることもありました。ですが、成田先生から「大丈夫やろ」と言われて少し気が楽になって、順調に成長していったと感じました。そして、自信を持って本番にのぞむことができ、佐賀大の地域デザイン学部に合格することができました。大学生になってもこの経験を糧に頑張っていきたいと思います。
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