2017年11月12日日曜日、秋晴れの快適な気候の朝、美大・藝大受験福岡中央美術の秋の公開コンクール(卓上・静物・構成)の部が開催されました。
朝8時、美大・藝大受験福岡中央美術の開校時間にはすでに受験生徒がドアの外で待っています。朝8時の開講から8時30分までに多くの受験生徒がコンクール受け付けをすまし各課題コンクールの席を決めるくじをボックスから引き、当選席についています。9時までにコンクール受験者はほとんど受け付けと入室を済ませ緊張した表情でコンクールの注意事項の説明を受けていました。
前回の10月22日日曜日の(石膏像・人物)デッサンの部より3名ほど人数は少ない38名のコンクール受験者ですが、佐賀県の専門コースの高校生や福岡市の私学で美術、デザインの専門コースを持つ3つの高校の受験生、福岡県立の美術科の生徒さんがコンクール参加しており内容の充実した公開デッサンコンクールになりました。
卓上・静物・構成の3課題で行われた2017年公開デッサンコンクールは午前9時30分開始され、午前は12時30分までコンクール作品の制作が行われ、12時30分から13時30分までお昼休みです。この時間はコンクール作品の制作は出来ません。お昼休みも自分の作品や、周りの受験生の作品が気になる学生もちらほらいました。
しっかり昼食を食べた後は、ラストスパート!自分の作品に足りないところ、しっかり見せるところを考えてみんな描き切れたようです。制作終了後、すぐに採点講評を行い、授賞式に臨みました。結果が早くわかるのは、大学受験と違ってやきもきせずに良いですね(私も緊張します)。
卓上デッサンでは金属の缶と布、木べらがモチーフ(描く対象物)に出ました。B3サイズの画用紙に6時間かけて描く鉛筆デッサンでは集中力も大切です。
構成デッサンもB3サイズで「トレッシングペーパーとランチョンマットと手の構成」という課題で構図、鉛筆のタッチ配置にかなり構成力とデッサン力が要求される高度な課題です。
静物デッサンは画用紙のサイズも木炭紙版の大きなサイズになり「ガラスと白い箱、ステンレスの板、ガラスの瓶、リンゴとラフランス」の組モチーフでした。
構図も大切でが、形、それぞれのモチーフの質感表現も重要な課題です。
16時30分でコンクール制作終了。講師の採点、集計がありその後は17時30分より
2017年公開デッサンコンクールの全体講評と優秀作品の表彰式がありました。
美大・藝大受験福岡中央美術の公開デッサンコンクールの授賞式では優秀作品の
受賞者に豪華な賞品(デッサン用鉛筆セット、アクリル絵の具セット、アルタードケース等)が手渡されます。また公開デッサンコンクール参加者にも全員、参加賞が配られました。
授賞式では全員緊張の中、上位の人が呼び出され、素晴らしい副賞と共に写真撮影を行いました。残念だった人も今回の問題点を改善して、本番に備えて欲しいですね。
表彰式の後は描くデッサンコンクール作品の講評が個別に行われ、実技模擬試験としても充実した1日が終了しました。